熊野新宮(通称は新宮)は熊野川河口に近い右岸の川原に沿う、千穂ヶ峰の北東麓に鎮座しています。本宮大社と同じく延喜式内社で、 正式な社名は熊野速玉大社ですが、地元の人々からは親しみを込めて「速玉さん」、「権現山」とも呼ばれます。
新宮の創建は不明ですが、「歴代編年集成」には、”第十二第景行天皇十二年に始まる”とあります。
熊野速玉大社は熊野三山の一角を成す古社で、祭神の熊野速玉大神など12柱は、もともとは神倉山に祭られていましたが、のちに現在の場所に移されました。そのため、神倉山を元宮、現速玉大社を新宮と呼ぶようになり、それが新宮市の由来ともなりました。緑に包まれて立ち並ぶ丹塗りの社殿は昭和の造営で、国宝・重文を含む計1200点もの古神宝類を所蔵。蒔絵の箱や金銀装の太刀など優れた工芸品も多く境内の神宝館に保存されています。
熊野速玉大社の祭神
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